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Amo Italia

〜 イタリアに恋をして 〜

 初めてイタリアを訪れたのは2003年、19歳の時。大学の美術研修ヨーロッパ5カ国旅行でした。

この時一番始めに訪れたのがイタリアで、まだ寒い3月の空港からローマのホテルまでのバス移動中、突如現れた夜の古代遺跡たちに胸の高鳴りを感じたのを今でも鮮明に覚えています。当時はイタリアがEUに加盟して1年経ったくらいの時で、手元にあった1セントが1ユーロだと思い込んでホテルのチップに文字通り”枕銭”を枕に置いたというのが初々しい思い出です。

 この時訪れたローマ、フィレンツェ、ヴェネチアに魅了され、南のイタリアも見てみたいと思い、2度目のイタリアは2005年クリスマスから2006年新年、

友達とバックパッカーの旅をする事になるのですが、この時の経験は前回の初めてのイタリア旅行と違い、全て自分たちで手配をしガイドブック片手に、とても思い出深い大冒険の旅となるのでした。まだインターネットの普及が今のように充実していなかったので踏んだり蹴ったりがあったり、、 

 

 

 イタリアは長い歴史遺産の中で現代が共存し、日本人の私には不便だと感じることも多くあるのですが、その不便さをも楽しみに変えられる国です。

そして、この不便さが人との関わりを生み、個人を尊重し、人が人間らしくいる事を大切にしているように思います。

 また、それぞれ異なる都市国家であったイタリアならではの町の表情の違いや、人のあたたかさを感じられるのが本当に面白いのです。何度とイタリアを訪れても、その度に素敵な経験と出会いを運んでくれ、いつしか自分の人生に必要なエネルギー源の一部と化していました。それと同時に、自分が日本人であるという再認識のもと、もっと日本の事を知り深める必要があること、そして、語学を学ぶ中で見えてくる言語の不思議と、お互いの文化の面白さを感じています。こうして私自身、この国の魅力にハマり、それは私の人生で10年以上輝き続けています。

 

 そして、それはこれからも変わらないでしょう。

 

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